2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「煎茶」と書いて「いりちゃ」と読む?ー明治の茶業書『製茶新説』から

前回、茶の木に「雄」「雌」があるということで、ご紹介した明治の茶業書『製茶新説』は、明治六年の刊行ですから、幕末くらいから明治初期の日本茶について読める本だと思います。そこで、この書にある明治初期の製茶法について、まとめてみました。 すると…

お茶の木に雄雌がある? 明治期の茶業書『製茶新説』から

増田充績編『製茶新説』(三省書屋)は、「実施経験」から書かれた茶の栽培製造者向けの実用書です。日本茶の輸出が盛んになってきた明治六年の出版です。 渋沢栄一が、あとがきを書いて推薦しています。 『製茶新説』渋沢栄一あとがき(国立国会図書館デジ…