静岡のお茶が近代になり、輸出に向けて製法が固定されていく前、
「黒製」の静岡茶の製法について記載があります。
静岡では、「黒製」のお茶が主流だった。
その製法は、「生葉を釜蒸とし、蓆(むしろ)の上で揉捻し、
又釜で熬(い)りさらに蓆揉を繰り返したる上、桶で発酵せしめて風乾又は熱乾する」
黒製については、足久保の狐石にも書いてあったと記憶してます。
(リンクしておきます)
(リンクしておきます)
http://blog.goo.ne.jp/junko-f2/e/011c8d07dd7c2f21b4d24a7639464843
掛川東山地区の聞き取り調査や資料調査の時も、
近代以前は黒茶の製法だったということを聴き、どんなお茶だろうと思っていました。
関連で、中村先生の「 番茶の民俗学的研究 」も参考になりそうなので、メモしておきます。
(ただし、こちらは近代の製法になっていく過程です)